天風良 にい留

コンセプト | 一座建立
招いた者(亭主)と招かれた客の心が通い合い、気持ちのよい状態が生まれます。
茶道の世界ではこの「一座建立」という精神が大事とされています。
店主と客人がカウンターを挟んで身分の隔てなく一会を共にする。
店主は客人を気持ちよく迎える為に準備をし、
客人は手入れされたアプローチを通り、戸を引きます。
戸を引くことで一会の進行を意味し、ここより別の世界へと進むことになります。
店内は店主にとって「もてなしの場」であり、「用途や客への配慮からの工夫」が至るところに施されます。
一般的に言われる「和風」や「数寄屋風」とは違い、和の基本は守りつつ、でも精神的な個性がある。
店主が想うもてなしの場を表現しました。

所在地:愛知県名古屋市
用 途 :飲食
面 積 :63.69㎡(19.27坪)
竣 工 :2017年3月

Photo by Tomooki Kengaku
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